保育園の玄関には人気の熱帯魚の水槽もありますが、玄関前の園庭の片隅にめだかのビオトープを作ってみました。ビオトープとは動物や植物が安定して生活できる生息空間(生物生息空間)「bio(命)」と「topos(場所)」です。
水草、底土などを用意し、めだかは、ボウフラや水面に来た虫を食べてくれて、フンや死骸は、すごく小さいけど、とても頑丈なバクテリアの栄養になります。底土は、良質なバクテリアが住む場所になり、雨や風で水面が揺れて水の中に空気が入ったり、水草はめだかに酸素を供給し、水もキレイにしてくれるし、めだかの卵を産む場所にもなります。
人があまり手を加えなくても、この中で生態系ができて、自然共生を子どもたちと感じることができたらと思ってつくってみました。(えさをあげたり、水を足したりはしています。)
そーと覗いてみてごらんっと何かの歌詞のように書いて張っていますが、優しい子どもたちは、どうしてもエサをあげたいらしく、葉っぱや石、枝やツツジの花、カラスノエンドウの豆等いろんなものをビオトープに入れてくれています(笑)
毎日取り除くのが日課になってます。
そんなつい先日、ある優しい子が、めだかのエサ、まるまる1袋を「どさっと」ビオトープに・・・あーっと思いよく覗いたところ、なんとそこに、たくさんのめだかの赤ちゃんがエサを食べているではありませんか!たくさんのエサが水でふやけて白くなっていて、その上だから気が付くことができました。
急いで、卵のついた水草を別の水槽に分けて、これからに備えているところです。楽しみです。